地主さん受難の時代

不動産価格の乱高下、空家増加、税負担増大、相続税問題等、大変な時代となっています。

地主様にとってはこの時代に大切なことは、「財産全体のことを考えること」です。「財産全体のことを考えること」とは、土地に目を向けるのではなく、人に目を向けることになります。

ある土地があります。客観的に一つの不動産として、用途地域等の条件から検討すれば、賃貸マンションの建築が最有効活用となる土地です。その土地をAさんが持っていれば、老後の生活資金のため賃貸マンションを建てるのがAさんにとっての最有効活用にもなるでしょう。

ところがもしその土地を広大な土地を所有するBさんが持っていたとすれば、将来の相続を考えなくてはいけないでしょう。相続税の納税のため、また遺産分割のために建築を建てずに、更地のまま駐車場にしておくことがBさんにとっての最有効活用ということもあるでしょう。同じ土地でも、所有者によって対応はちがいます。

その土地をどうするかは、財産全体の中での位置づけを考えることが大切なのです。その結果が、鉄筋コンクリートのマンションであったり、木造のアパートであったり、定期借地による土地活用だったりするのです。

土地にばかり目を向けると全体が見えなくなります。ご自身に対して目を向けましょう。「この土地は何に向いているのか」ばかりでなく、「ご自身のためにこの土地をどうするのか」を考えましょう。

そこでのブレーンとしてのお手伝いをさせていただきます。




 

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